都内の老健、77施設がコロナ回復の高齢者受け入れ
東京都内の77カ所の介護老人保健施設(老健)が新型コロナウイルスから回復した高齢者を受け入れる。都内の老健、約160事業者でつくる都老人保健施設協会の平川博之会長が9日の都医師会の会見で明らかにした。
老健は医療機関に入院していた高齢者が退院後に自宅へ戻るまでの間に利用する例が多い。コロナから回復した高齢者を受け入れ、病床を空けることに協力する。77カ所は1日時点で受け入れ体制を整えている施設で、すでに協力を始めている施設もある。
高齢者はコロナから回復した後も身体機能が弱り、医療機関からスムーズな退院が難しいケースがある。平川氏は「コロナ対応の病床を少しでも空けるために老健が受け皿になれば」と強調した。

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