千葉銀行と千葉大病院、遺贈で協定 希望者個別相談も
千葉銀行と千葉大学医学部付属病院は相続人以外に財産を残す「遺贈」に関する協定を結んだ。病院に遺贈を申し出た希望者に対し、相談先として千葉銀を紹介。千葉銀は個別相談に応じたり、関連サービスを紹介したりして円滑な遺贈を後押しする。
遺贈は遺言に基づき、相続の発生後に財産を法人やNPOなどに寄付するしくみ。生前に意思を遺言書に残すなどの事前手続きが必要となる。高齢化の進展に伴い、関連サービスのニーズが高まっている。
千葉銀は病院から紹介された遺贈希望者に対し、1人につき1回無料で個別相談に応じるほか、遺言信託などのサービスを紹介する。病院が高齢者向けセミナーなどを開く際、行員を講師として派遣する。
千葉大病院が民間企業と遺贈に関する協定を結ぶのは初めて。千葉銀はこれまで千葉市や松戸市といった自治体、日本赤十字社千葉県支部と遺贈に関する協定を交わしている。
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