茨城の景況感1月も据え置き 日銀、輸出は引き上げ
日銀水戸事務所は1月の茨城県金融経済概況で県内の景況感を「引き続き厳しい状態にあるが、持ち直しつつある」と2カ月連続で据え置いた。輸出の判断を引き上げ、ほかの項目は据え置いた。
個人消費は新型コロナウイルス再拡大を受けて対個人サービスや宿泊サービスを下方修正したが、家電や食料品が堅調で「全体として持ち直しつつある」に据え置いた。「旅行自粛の代わりにテレビや音響機器を買うなどコトからモノへという消費の流れが強まっている」(鈴木直行所長)
輸出は「海外経済の持ち直しを背景に、持ち直しつつある」に引き上げた。北米向けの自動車や中国向けの農業機械や建設機械が堅調。雇用・所得環境は「弱い動きがみられる」に据え置いた。先行きは「新型コロナの影響の不透明感が一段と強くなっている」とした。
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