東北絆まつりのプレイベント、実証実験で開催 山形市
東北絆まつり山形のプレイベントが8日、山形市内で始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で延期となり、5月に開催を検討中の祭りをアピールする。1都3県で緊急事態宣言が発令されたばかりだが、感染対策を取りながらイベントを開く実証実験に位置づける。

JR駅前の複合ビル1階が会場の「プレミアムアートコレクション」は、秋田竿燈まつりや福島わらじまつりなど東北各県の出し物をアート作品のように展示。11日までの4日間に6500人の集客を見込んでいる。観光庁の実証事業に採択され、2000万円の事業費で密を避ける入場方法などノウハウを得る。

SNS(交流サイト)で情報が拡散した回数など、来場者数に代わるイベントの新たな評価指標も探る。祭りは通常とは別の手法で開くことも検討中で、佐藤孝弘市長は「6県リレー方式で続けてきた祭りのバトンをつなげたい」と述べた。