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ワタミ、有機農業テーマの岩手の観光施設で内覧会

ワタミの渡辺美樹会長(右)から「ワタミオーガニックランド」の構想について説明を受ける岩手県の達増拓也知事(7日、岩手県陸前高田市)

居酒屋大手のワタミは7日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市で整備を進めている農業観光施設「ワタミオーガニックランド」で、一部施設の上棟式と内覧会を開いた。内覧会には達増拓也知事らも駆けつけ、今後の地域活性化などへの波及効果に期待を示した。同施設は29日に一部開業する。

開業するのは有機農業をテーマとする同施設(計約23ヘクタール)のうち、3.3ヘクタールの「モデルエリア」。案内所のインフォメーション棟やバーベキュー棟、ハウス棟、太陽光発電設備を併設したブドウ畑などで構成する。

バーベキュー棟では、利用客が食材を準備する必要はなく、手ぶらで来場して岩手県産の牛肉や豚肉を味わえる。ハウス棟で自ら収穫したベビーリーフなどをそのままサラダにして食べることもできる。

この日はインフォメーション棟の上棟式と、バーベキュー棟などすでに完成している施設の内覧会を開催。内覧会には同社の渡辺美樹会長や達増知事のほか、戸羽太・陸前高田市長ら関係者約50人が出席した。

内覧会終了後、達増知事は「持続可能な農業と食などで復興から地域振興という構想がスタートしていると実感した」と歓迎。渡辺会長も「自然エネルギーを使った循環型の6次産業モデルを形にすることで雇用を生み出し、市外から人を呼び込んで経済復興の一翼を担っていきたい」などと語った。

ワタミオーガニックランドで収穫したベビーリーフを手にするワタミの渡辺美樹会長(左)と岩手県の達増拓也知事(右)(7日、岩手県陸前高田市)

モデルエリアでは当初、レストラン棟も同時にオープンする計画だった。だが、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言などで工事が遅れ、開業が2022年1~3月にずれ込む見通しという。

渡辺会長は「コロナ禍により本業が厳しく、スタート時の規模も当初の想定より縮小せざるを得なかったが、オーガニックランドは20年かけて整備していく構想だ。コロナ禍が数年の単位で長期化するとはみておらず、構想全体については全く変更はない」と強調した。

このほか、同ランドでは22年5月に建築家の隈研吾氏が設計に当たっている野外音楽堂のオープンを予定。23年秋にはモデルエリアなどで栽培するブドウを原料にしたワインの初出荷も計画しており、約10年後に各種体験・研修加工エリアなどの主要施設の完成を見込んでいる。

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