アイリスオーヤマ社長「地元の採用、増やす」
アイリスオーヤマ(仙台市)の大山晃弘社長は7日の記者会見で、2021年の東北地方でのアイリスグループの取り組みを発表した。福島県での事業を進め、地元の採用を増やす考えを示した。

21年は福島県内の100ヘクタールの農地を借り、20年を上回る540トンのコメを生産・収穫する計画を示した。パックご飯に加工して販売する方針だ。
人工芝などの資材を生産するグループ会社のアイリスプロダクト(仙台市)の福島県南相馬市の工場は1月下旬に地鎮祭を実施する予定。約60億円を投じて建設を本格化し、22年3月の稼働を目指す。
角田工場(宮城県角田市)では10億円程度を投じ、マスクと除菌ウエットティッシュの製造設備を導入。今秋の稼働を目指す。採用に関しては「中国からの生産移管が進んでおり、地元の採用を増やしていく」と表明した。
同日発表したアイリスグループ全体の20年12月期の売上高は前の期比38%増の6900億円で過去最高だった。
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