宮城の出生率低迷、ポスト復興の課題に 地域差大きく
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宮城県の2019年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に生む子どもの推定数)は1.23と過去最低で、東京都に次ぐ全国ワースト2位に沈む。新型コロナウイルス禍に伴う出生数の減少も懸念され、日本産科婦人科学会によると、宮城の20年10月~21年3月の分娩予約数は前年同期に比べ6%減った。出生率の回復は東日本大震災からの「ポスト復興」に向けた課題として重く残る。
岩手(1.35)、福島(1.47)と比べて...
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