浦安市初のトンネル道、8日開通 TDR渋滞緩和へ

オリエンタルランドが運営する「東京ディズニーリゾート(TDR)」の敷地内で、浦安市初のトンネル道路が8日に開通する。トンネル道路は来園客用の駐車場の退出路として建設した。地上部分の土地を有効活用し、駐車場から退出する際の混雑を緩和する狙いがある。開発担当者によると、同市は埋め立て地が多く、高低差も少ないため今までトンネル道路がなかったという。
完成したトンネルが7日、報道陣に公開された。トンネル道路は、「東京ディズニーシー」の新エリアとして2023年度開業を目指している「ファンタジースプリングス」開発の一部で、トンネル部分は約330メートル、アプローチ部分を含めると全長約500メートル。
「東京ディズニーランド」の駐車場の退出路の一つとして、モノレールと並行して地下を通る。トンネル道路の完成によって退出口が従来より一つ増えた。地上部分や、もともと使っていた退出口はディズニーシーの新エリアの一部として今後工事を進める計画のため、トンネル道路を先に完成させた。
開発を担当したオリエンタルランドの八重樫勇人・第8テーマポート建設部長は「埋め立て地なので地盤改良工事をしたり、モノレールが近いため橋脚に配慮して採掘工事したりした」と建設作業を振り返った。