被災地に必要なモノ 生きた04年の経験
東日本大震災10年 新潟・長野のいま①
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東日本大震災の発生から11日で10年。太平洋沖から離れた新潟・長野両県にも間接的な影響は大きく、企業や団体は緊急時の備えに今も磨きをかける。新潟県では東京電力柏崎刈羽原子力発電所を巡る世論が複雑に絡み合う引き金となり、長野県では栄村が復興の道を歩んできた。「3・11」を巡る信越の関係者の動きや、今も残る課題を探る。
「温かい気持ちをこの箱へ」。2011年3月、新潟県が地盤のスーパー「原信」の本拠...