「ビリ県」脱出の茨城で連携会議 民間主導で魅力アップ
民間の魅力度ランキングで7年連続最下位から42位に浮上した茨城県で6日、民間主導で魅力向上を図る連携会議が開かれた。開催は2回目。オンラインを含め、企業や団体の代表ら約30人が参加した。さらに上位を目指す狙いをこめ、会議の名称に「No.1奪取」を加え「いばらきビリ県脱出(No.1奪取)連携会議」に改めた。

水戸市で開かれた会議では茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメントがプロバスケットボールBリーグのオールスター誘致活動、日立製作所が日立市に建設中の新施設「日立オリジンパーク」、つくば市が先端技術を活用して目指す「つくばスーパーシティ構想」を説明。鹿島アントラーズFCと茨城放送を含め5つのプロジェクトが説明された。県経営者協会や常陽銀行、筑波銀行の代表者も参加した。
発起人であるグロービス経営大学院の堀義人学長は「各地域で満遍なくプロジェクトが立ち上がっている印象を与えたい」とし、会議で機運醸成や情報発信を目指すプロジェクトを10に増やす考えを示した。ゲスト参加した大井川和彦知事は「茨城にはおいしい食材があるが料理の名物が納豆、常陸秋そば、アンコウ鍋にとどまっている。新しい料理を作りたい」と述べた。

高橋靖・水戸市長や五十嵐立青・つくば市長もオブザーバーとして参加した。第3回は7月の予定だ。