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仙台市、8割が変異ウイルス 2月以降「E484K」167件

(更新)
記者会見する仙台市の郡市長(6日、仙台市役所)

仙台市は2月以降に新型コロナウイルスの感染が確認された検体の一部を検査した結果、8割が変異ウイルスだったと発表した。同市での感染者増との関連について、郡和子市長は6日の記者会見で「分からない」と述べるにとどめた。

2月中旬から3月25日までに新型コロナ感染が確認された検体の一部(208件)を国立感染症研究所で解析した。検体の80%にあたる167件で「E484K」と呼ばれる変異ウイルスが確認された。

E484Kはワクチンの効果を弱める可能性などが指摘される。郡市長は「広がっているのは事実」としながらも「この変異株(ウイルス)が感染の急拡大につながったのかは広くみないと分からない」と述べた。

郡市長は今後の感染拡大に対応するため、新たな変異ウイルスを解析できるゲノム(全遺伝情報)検査装置の導入が「必要ではないか」との見解を示した。

E484K 新型コロナウイルスの変異ウイルスで起こっている変異のパターンの一つ。ウイルスが人の細胞に感染するときに使う突起状のたんぱく質についての変異で、484番目のアミノ酸がグルタミン酸(E)からリシン(K)に変化していることを示している。英国型やブラジル型、南アフリカ型などは発見場所で命名されており、こうした変異のパターンの組み合わせで性質が決まっている。南ア型やブラジル型の変異ウイルスにはE484Kの変異があるが、英国型にはない。
E484Kの変異を持つと、免疫反応から逃れやすい性質を持つと考えられており、ワクチンや治療薬が効きにくくなったり、再感染しやすくなったりする可能性が実験結果などから指摘されている。英国型と南ア型、ブラジル型は共通して「N501Y」という別のパターンの変異も持つ。

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