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香川のドコモ代理店がIT支援 来店客数減で新事業

香川県でNTTドコモの販売代理店を運営するタケダ(高松市)は、中小企業のIT支援事業を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大やオンライン契約の増加により来店客数が減少していることから、将来の新たな収益源に育てる。通信回線で取引のある法人を中心に営業をかけ、在宅勤務に対応したシステムの導入需要などを取り込んでいく。

ドコモショップ木太店の店頭では野菜も販売する(高松市)

タケダによると香川県内のドコモ販売代理店は30店舗弱。そのうちタケダは木太店(高松市)と小豆島店(香川県土庄町)の2店舗を運営する。販売代理店は端末の販売や地域会員の獲得などにより収益を上げており、新型コロナに伴う外出自粛は代理店の経営環境を悪化させた。

加えて、オンラインで完結する契約が増えたことも来店客数に影響した。オンラインでの契約は代理店の収益につながらない。ドコモが3月から始めたオンライン手続き専用プラン「アハモ」の直接的な影響は「3月時点ではまだ出ていない」(武田康裕社長)というが、足元の感染再拡大もあり、今後の来店客数は見通しにくい状況にある。

来店客数の減少を受け、タケダは昨年に新規事業を立ち上げた。一つが中小企業のIT導入支援事業で、タブレット端末の導入や、在宅勤務に伴う勤務管理アプリの販売、システムの構築などを手掛けている。

これまで通信回線などでつながりのあった法人に営業し、2020年は14社と契約した。今後、タケダが担当している法人400社弱を対象として、21年には30社との契約を目標に掲げる。介護福祉施設など書面での記録をベースとしている事業所を開拓したい考えだ。感染症の影響で来店が落ち込んでいる個人客を店舗外で開拓する。スーパーなどへの出張営業を月に1回以上実施していく。

タケダはバスやタクシーなどに、抗菌作用のある光触媒素材を塗装する事業も始めた

抗菌効果のある光触媒の塗装事業も始めた。抗菌・抗ウイルス効果のある素材を噴霧して、タクシーやバスの内装や飲食店など、人が触れる部分をコーティングする。車1台あたり15分ほどで塗装できるという。既に小豆島のスクールバス、タクシー会社などと契約している。

タケダの21年1月期売上高は8億3000万円で、前の期比で1割ほど落ち込んだという。武田社長は「代理店の売り上げは長期で減少傾向にあるが、利益率は伸ばせている。今期はコロナの影響がどれほどか分からないが、新事業分を上乗せしたい」と話す。今期は2億円を新事業の目標とし、全体では10億円をめざす。(桜木浩己)

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