震災10年でインフラほぼ復旧 水産加工は苦境続く
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東日本大震災の被災地では生活の再建が進み、道路や港湾などのインフラ復旧が総仕上げに入っている。製造品出荷額は震災前を上回る水準に回復したが、津波の打撃が大きかった水産加工業は苦境が続き、観光産業も新型コロナウイルスの影響で窮地に立たされている。各分野の復興状況をデータから読み解く。
仮設住宅入居2000人未満に
震災直後、全国で約47万人に及んだ避難者の数は2021年2月8日時点で4万1241人と...
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インフラ整備や産業・文化の復興、原発、防災、そして地域に生きる人々の10年とこれからをテーマにした記事をお届けします。