ワイン完成、5年越しの夢 一時全村避難の福島・川内村
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東京電力福島第1原発事故で全村避難を経験した福島県川内村産のブドウを使ったワインが3月、完成する。2016年に苗木を植えてから足かけ5年で初の醸造にこぎ着けた。21年度には村内に設けたワイナリーも稼働。原発事故で居住者が3分2に減った村の活性化に期待がかかる。
ワインは村の第三セクター「かわうちワイン」が製造する。20年秋に村の畑で収穫したブドウを使い、山梨、新潟県の2業者に醸造を委託。3月にボト...
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インフラ整備や産業・文化の復興、原発、防災、そして地域に生きる人々の10年とこれからをテーマにした記事をお届けします。