千葉の有効求人倍率、1年8カ月ぶり上昇 求職者減少
千葉労働局が2日発表した1月の県内有効求人倍率(季節調整値)は0.85倍で、前の月に比べて0.02ポイント上昇した。1年8カ月ぶりに前月水準を上回った。分母にあたる求職者が減った影響が大きく、雇用環境は依然として厳しい状況が続く。
雇用情勢は「求人が求職を下回っており、厳しさがみられる」との前回判断を維持した。求職者の減少も「転職活動中の人が経済や雇用情勢を見ながら、求職活動を手控える動きもあった」とみている。
新規求人数(原数値)は前年同月に比べて14.2%減少した。13カ月連続で前年実績を下回り、減少幅も2020年12月より拡大した。全11業種のうち、新規求人が増えたのは建設業のみ。新型コロナウイルスの影響を受けやすい宿泊・飲食サービス業は45%減と落ち込みが目立った。
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