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JR東日本、両毛線の魅力向上へ 駅・車両の装飾など

JR東日本は両毛線やその沿線の魅力を向上させるプロジェクトを始めた。生糸や織物文化で発展した同線のイメージに沿って駅や車両に装飾を施すほか、4~6月に体験型イベントを実施する。組織横断チームが考案した。

群馬県内の桐生駅などに導入した駅名標のデザインを披露した(2月25日、群馬県高崎市)

開始したのは「Mコネクト~線路は続くよ♪地域をつなぐプロジェクト~」。新前橋駅(前橋市)と小山駅(栃木県小山市)を結ぶ両毛線(全長84.4キロメートル)の利用を促して沿線活性化を目指す。

両毛線の主要駅である群馬県の伊勢崎、桐生と栃木県の足利の3駅では柱設置型の駅名標を織物柄のデザインに変更した。桐生と足利の2駅ではつり下げ式の駅名標も変えた。

JR両毛線を走る一部の車両デザインを変更する(写真はイメージ)

両毛線を走る約30編成のうち1編成の車両外観を織物柄のデザインに変更する。車両内部でも、座席背面を前橋など4市の市花をモチーフにデザインしたシートに変える。4月から運行する。

一部車両では前橋などの市花をモチーフにデザインしたシートを採用する(写真はイメージ)

4~6月に実施するのは謎解きしながらまち歩きを楽しむイベント。桐生市と足利市で実施する。桐生と足利の両駅でクイズシートを入手し、謎が隠されている場所を巡る。謎を解いて応募すると地元産の繊維製品が抽選で当たる。

プロジェクトリーダーを務めた渋川駅(群馬県)の大沢真美助役は「両毛線の沿線を活気づけたいと考えた。ぜひ地元に足を運んでもらいたい」と話した。

いろいろな職種から集まった9人でプロジェクトを企画した(2月25日、群馬県高崎市)

JR東では2019年3月から現場の社員が課題解決に取り組むため組織横断的なプロジェクトを開始。全社で約20あり、両毛線のプロジェクトチームは20年1月に発足した。

両毛線のチームメンバーは高崎と大宮の両支社から選ばれた30代を中心にした9人。職種は運転士や駅助役など様々で、月に4回ほど集まって企画を考案した。

両毛線はかつて群馬、栃木両県の南部で生産が盛んだった生糸や織物を輸送するために建設された経緯がある。その後、繊維産業が衰退し、利用者数はバブル経済の崩壊とともに減った。現在では通勤・通学客が中心で、利用者数はここ数年横ばいで推移している。

(前橋支局長 古田博士)

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