/

三陸鉄道、クウェートの復興支援に感謝示す列車運行

岩手県沿岸部を縦断して結ぶ三陸鉄道(同県宮古市)は1日、東日本大震災発生から10年を迎えるのを前に、被災した車両の新造などで復興を支援したクウェート政府に対し、新造した車両8両にヘッドマークを掲げるなどして感謝を示す列車の運行を始めた。3月末まで運行する予定。

三陸鉄道はハサン・モハメッド・ザマーン駐日クウェート大使(右から3人目)を出発式に招き、復興支援に感謝する列車の運行を始めた(1日、岩手県宮古市)

初日のこの日は駐日クウェート大使のハサン・モハメッド・ザマーン氏夫妻を招いて宮古駅で出発式を開催。中村一郎社長が「震災では壊滅的な被害を受けたが、クウェートからの力強い支援が大きく貢献して運行再開できた」と謝意を示すと、大使は「三陸鉄道が人々を再びつなげる役割を果たし、復興や未来への希望のメッセージを発信し続けることを願う」などと語った。

被災後、三鉄は同国の支援を受けてお座敷車両とレトロ調車両各1両を含む計8両を新造。この8両を復興支援への謝意を示す列車として同国への謝意を示す4種類のヘッドマークを掲げて今月末まで運行するほか、14日まで宮古駅の窓口担当など一部の社員が同国の民族衣装を着て執務するなどして利用客にクウェートの復興支援を知ってもらう。

また、大使夫妻はこの日午前、岩手県庁を表敬訪問。達増拓也知事は「三陸鉄道が震災からの復旧を果たす力強い姿が復興のシンボルとして被災地を勇気づけた」など、同国の支援に対する謝意を述べた。

2011年の震災では、クウェート政府は日本政府に原油500万バレルを寄贈。日本政府はこの支援をもとに日本赤十字社を通じて被災した各県に交付金を配分した。

岩手県には支援金として84億円が充てられ、三陸鉄道にはこのうち約20億円が配分された。三鉄は被災車両の新造のほか、津波で流された島越駅の再建や十府ケ浦海岸駅の建設などに活用した。

東日本大震災 10年

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

東日本大震災10年

インフラ整備や産業・文化の復興、原発、防災、そして地域に生きる人々の10年とこれからをテーマにした記事をお届けします。

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン