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東北新幹線でテレワーク JR東、実証試験車両を公開

JR東日本は1日、東北新幹線の車両を使い、通話やビデオ会議ができるテレワーク向け車両の実証実験を始めた。車内では無料のWi-Fiルーターを貸し出すほか、会話漏れを防ぐため話し声を聞こえにくくする特殊な音を流す。コロナ禍で在宅勤務や出張の抑制が広がるなか、新幹線の輸送量は減っている。JR東はコロナ収束後も見据え、移動中の仕事需要などを探る。

テレワーク向け車両では個別に無料Wi-Fiルーターなどを貸し出す

「移動時間を有効活用できてありがたい」。同日、午前8時前に東京駅を出発した新幹線に乗車したメーカー勤務の男性(39)は満足げだ。会議のため仙台へ出張する道中、テレワーク向け車両内で同僚と打ち合わせの電話をするという。

実証実験は26日までの平日に東北新幹線の一部区間で実施する。上りと下りを合わせて1日あたり8~10本を対象とした。利用者は通常の運賃や特急料金で乗車し、必要に応じて専用車両に移動すれば使える。追加料金はかからない。一般の車両では通話を遠慮するよう呼びかけており、実験ではデッキに出ずとも座席で通話をするニーズなどを把握する。

ヤマハと連携し、同社が開発したスピーカーで会話の声を聞こえにくくする「情報マスキング音」を一部の車内で流す。業務情報が他人に漏れるリスクを軽減する狙いだ。車内に備え付けた無料Wi-Fiとは別の回線も用意するなど作業環境を整えた。

東北新幹線を走る「E5系」車両=JR東日本提供

JR東は新型コロナウイルスの影響により、2020年12月の新幹線利用客数は前年同月比約4割にとどまった。収束後も新幹線の定期外収入はコロナ前の8割程度で推移すると見込む。同社は実証実験を通じて働き方の変化による需要を探り、専用車両の開発など新サービスを検討する。

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