QDレーザ、苦節40年で上場 視力得られない人に福音
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富士通研究所で半導体レーザー技術の研究を続けてきた菅原充氏が率いるQDレーザ(川崎市)が5日、東証マザーズに上場した。画期的な技術は通信機器やセンサー用の部品として実を結んだが近年、視力の弱い人向けの眼鏡型端末でも注目を浴びる。富士通からのスピンオフ後、事業化は遅れ量産した製品も鳴かず飛ばず。いばらの道が続いたが、多角化の決断が転換点となった。
5日、初値は公募・売り出し価格の2.3倍にあたる797円を...
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