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コニカミノルタ、パルスオキシメーター生産能力20倍に

家庭内での使用を想定して医療機関向けに比べてコストを下げた

コニカミノルタは30日、血液中の酸素の量を測って新型コロナウイルス感染症の重症化判定に使う医療機器「パルスオキシメーター」の生産能力を約20倍に引き上げると発表した。愛知県の工場に設備を導入し、5月から順次生産を増やす。自宅療養者向けの供給不足に対応する。

家庭用で医療機関向けに比べてコストを下げた機種を増産する。一般的に新型コロナ感染症の重症化リスクが高いとされる基礎疾患がある人や高齢者向けで、自宅で指に機器をはめて計測する。血液中の酸素量の低下は症状悪化のサインとされ、かかりつけ医などがパルスオキシメーターの数値を判断材料に使う。

コニカミノルタは過去の生産委託を通じて製造ノウハウを持つセキアオイテクノ(東京都八王子市)と組み、同社の愛知工場に生産ラインを構築。愛知県豊川市の自社拠点の工場敷地も提供し、新型コロナの感染拡大前と比べた生産能力を20倍に高める。

生産台数や機器の価格は非公表。医療機関向けの機種の標準小売価格は税別4万5000円で、より安価な水準を目指す。機器の販売許可を得た家電量販店の店舗や通販サイトを通じて販売する。

3月下旬に緊急事態宣言が解除されたが、足元では感染力の高い変異ウイルスが広がり、感染の再拡大の兆しも見られる。パルスオキシメーターを販売する日本光電は、医療機関や軽症者の療養施設に機器を貸し出す自治体で需要が伸びているという。テルモも医療機関向けの販売が好調だ。訪問診療スタートアップのファストドクター(東京・新宿)は2月以降に、新型コロナの自宅療養者向けに無償貸与するパルスオキシメーターを100台以上買い増した。(橋本剛志)

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