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オリンパス、開腹手術向け光学機器のオランダ社買収

買収額は約46億円で2月8日に手続きを完了する

オリンパスは28日、オランダの新興企業クエスト・フォトニック・デバイスズを買収し完全子会社化すると発表した。外科用内視鏡事業とのシナジーを見込み、開腹手術用のイメージング装置に参入する。買収額は約3600万ユーロ(約46億円)で2月8日に手続きを完了する。今後の開発の進捗などに応じて、買収額は約5000万ユーロ(約64億円)になる可能性がある。

クエストは開腹手術や内視鏡手術に使う蛍光イメージング装置を手掛ける。手術前の患者に専用薬剤を注射して血管に集め、手術中に特定の波長の光を当てることで血管を光らせて安全に手術しやすくする。オリンパスは外科用内視鏡に同様の技術を搭載済みだが、開腹手術に使う蛍光イメージング装置は持っていなかった。クエストの買収で蛍光イメージング装置の製品群を拡充するほか、クエストが協業を進めてきたバイオ企業などとがんを手術中に光らせて切除しやすくする技術の実用化を目指す。

オリンパスによれば手術用の蛍光イメージング装置は年12%以上の市場成長が見込まれるという。クエストの従業員数は35人。2019年12月期の売上高は3億9600万円、営業利益は1億2000万円だった。

オリンパスは医療事業の強化に向けてM&A(合併・買収)を加速させている。20年8月に大腸内視鏡に取り付けて使う器具を手掛ける英アークメディカルデザインを買収。同年12月には肺がんなどの病変を気管支内視鏡で採取するためのナビゲーションシステムを手掛ける米ベラン・メディカル・テクノロジーズを買収した。

今回の買収でも、内視鏡を使った治療技術の幅を広げ、世界的に成長している治療機器分野の開拓を加速する。

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