昭和電工、アルミ事業を売却 米ファンドに500億円超
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昭和電工は飲料缶と電子部品に使うアルミニウム事業を、米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントに売却する方針を固めた。売却額は500億円以上とみられる。投資負担が大きい一方、化学品などほかの事業との相乗効果が薄かった。2020年に約9600億円を投じて国内化学メーカーを買収後、財務体質の改善を急いでおり今回はその第1弾となる。
アポロは運用資産が45兆円を超え、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)やカーライル・グループに並ぶ米国の有力ファンドだ。素材関連に強く、20年12月にベルギーのビール大手アンハイザー・ブッ...
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