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東京メトロ、アプリで視覚障害者の移動を支援 まず5駅

東京地下鉄(東京メトロ)は27日、視覚障害者の駅構内での移動を支援するアプリ「シカイ」を公開した。足元の点字ブロックに設置したQRコードをスマートフォンで読み取ると、駅構内の目的地までアプリが音声案内する。まず明治神宮前<原宿>駅など5駅で導入し、4月までに使える駅を9駅に広げる。視覚障害者が駅構内で迷わず安全に移動できるようにする。

アプリを起動し、QRコードを読み取りながら進む(西早稲田駅)

ソフトウエア開発のリンクス(東京・港)と開発した。利用者はまずアプリを起動して、スマホの音声読み上げ機能を使いながら目的地を設定する。足元のQRコードにスマホをかざすと「直進5メートル」など振動とともに音声の案内が鳴る。案内通り点字ブロックを進むと、次のQRコードがある場所で新たな案内が鳴る。これを繰り返して目的地へ向かう。

安全に使ってもらうため、利用前には必ず事前説明を受けてもらう。利用者は米アップルの「iPhone」にアプリを入れて、個人情報などを登録する。後日、歩行指導員と面会し、アプリの説明を受けると正式に使える。指導員は東京都盲人福祉協会の職員らが務める。アプリの利用料は無料。

アプリの利用には指導員のもと事前説明を受ける必要がある(利用イメージ、西早稲田駅)

ホームドア設置済みの5駅でアプリを利用可能で、各駅ごとに1000~2000枚のQRコードを設置した。点字ブロックの分岐点や階段付近、電車の乗降口に隣接した場所などにQRコードがある。目的地は駅の出入り口や電車の乗降場所など、対応する駅の構内でのみ設定できる。視覚障害者の利用が多い駅を中心に、使える駅も順次広げる。

アプリを体験した新宿区在住の宮本博さん(72)は「いつも歩くときは命懸けなので、こうした取り組みは悲願だった」と訴える。東京メトロは2025年度までのホームドア全駅設置と併せて、安全な駅づくりを強化する考えだ。

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