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花王、肌の印象を評価するAI 化粧品開発に活用

花王は人工知能(AI)を活用し、肌の見た目の印象を評価し画像化する技術を開発した。化粧崩れの程度、年齢による印象などを客観的に評価することができる。従来は肌の印象の違いを人の目と同じレベルで評価することは難しく、測定も困難だった。開発した技術を肌の実態調査や商品評価に広く活用し、新たな化粧品開発につなげていく。

肌が素肌か化粧肌のどちらに近いかを客観的に判定する(花王提供、画像化のイメージ)

深層学習(ディープラーニング)を用いて、肌の見た目の印象を評価し画像化する「肌評価AI」を開発した。深層学習は画像解析に強く、顔画像を入力すると年齢などを予測することができる。顔全体の画像を学習させると評価結果に髪や眉など肌以外の情報が影響する可能性があるため、顔画像から小さな領域の画像を切り出した「肌パッチ」を用いた。

花王は20~70 代の日本人女性 512 人のベースメークを塗布した前後の画像を撮影して肌パッチを作成し、画像を学習させた。結果、1枚1枚の肌パッチが素肌であるか、化粧をした肌であるかを 92.7%の精度で判別できたという。

花王が開発した「肌評価AI」は肌が素肌らしいか、化粧をした肌らしいかを示す数値を1枚の肌パッチごとに示す。肌パッチの結果を統合すると、顔全体の肌の印象を総合的に評価できるという。

肌パッチのデータや学習方法を調整し、肌年齢の推定や化粧崩れの判定にも応用した。化粧崩れの評価では、化粧崩れが鼻や頬など皮脂が出やすい部位から進行することや、化粧下地が皮脂による化粧くずれを低減させていることなどを画像化できるという。

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