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20年出版販売額、紙と電子で5%増 「鬼滅の刃」けん引

紙の出版市場は巣ごもり消費で1%減にとどまった

出版業界を調査・研究する出版科学研究所(東京・新宿)は25日、2020年の紙と電子版を合わせた推定販売額が19年比5%増の1兆6168億円だったと発表した。前年を上回るのは2年連続。電子出版が28%増と大きく伸長。紙も1%減にとどまった。新型コロナウイルス下による巣ごもり消費を追い風に、人気漫画「鬼滅の刃」のヒットがけん引した。

電子市場は3931億円と出版全体に占める割合が24%と初めて2割を上回った。なかでも電子コミックが32%増の3420億円と好調だった。20年に東野圭吾氏や湊かなえ氏など人気作家が著作物の電子化を解禁したこともあり、電子書籍は401億円と15%伸びた。

紙市場は1%減の1兆2237億円。16年連続の前年割れだが、減少率は05年から最小だった。分野別では単行本などのコミックスが24%増とけん引。人気漫画「鬼滅の刃」はコミックスだけでなく、小説や付録を付けた雑誌など販売効果が出版全体に波及した。

書籍は1%減と19年(4%減)から減少幅が縮まった。20年3月から始まった一斉休校で学習参考書や児童書の販売が伸びたため。一方で週刊誌と、月刊誌の定期誌はともに9%減と苦戦。カメラ専門誌「アサヒカメラ」やファッション誌「JJ」など休刊や月刊発行の終了が相次いでいる。

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