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CASEとは つながる・自動運転…車産業の新潮流

きょうのことば

(更新)

「CASE」は100年に1度の変革期にあるといわれる自動車産業の新潮流で、次世代技術やサービスを意味する4つの英語の頭文字をつなげた造語。それぞれ「コネクテッド(つながる車)」「オートノマス(自動運転)」「シェアリング(共有)」「エレクトリック(電動化)」を指す。CASEに対応するための技術開発にはコストがかかる。開発費を抑えたいメーカー各社が企業の枠を超えて提携や協業により実用化に向けた取り組みを加速している。

商用車のCASEへの対応には課題が多い。特に長距離を走行するトラックの電動化については、航続距離を延ばすためにバッテリーを多く積むと荷物の積載量が犠牲になってしまう。コネクテッドでも物流会社では異なるメーカーのトラックを使うケースが多いうえ、メーカー各社が車両から集めたデータを基にそれぞれ独自の保守サービスを展開しているためデータの共有が遅れている。

だが世界各地で商用車のCASE対応を求める圧力は強まっている。環境規制の厳しい欧州に加え、米カリフォルニア州では排ガスを出さない環境車の一定比率以上の販売を義務付ける規制が2024年からトラックにも広がる。国内でも今夏、35年時点での商用車の電動化目標が固まる見通し。35年までに全ての新車販売を電動車にするという乗用車の目標と同水準になる可能性がある。

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