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富士通、AIで関節の可動域測定 リハビリに活用

関節の可動域をAIで分析する(タブレット端末の画面イメージ)

富士通は人工知能(AI)を活用して人体の関節の可動域を測るシステムを開発した。病院やリハビリ施設で、タブレット端末で患者を撮影して肩と肘の関節の可動域を測る。治療の効果の評価や障害度合いの判定には関節の可動域の測定が必要で、現在は人手が多い作業を効率化して測定を支援する。

「HOPE ROMREC(ホープ ロムレック)」のサービス名称で24日に発売した。価格は画像認識機能と音声入力機能がそれぞれ税別86万円。異なる病棟などで使う時に1クライアントを追加するための費用が同23万円。25年3月期までに画像認識と音声入力のセットで350セットの販売を目指す。

タブレットで撮影した動画から肩と肘の関節の動作パターンをAIが画像認識し、3次元で骨格を推定する。肩と肘の左右16の運動方向の角度を自動で測定する。データはシステムに保存され、時系列の折れ線グラフで表示できる。

音声認識では、理学療法士や作業療法士がゴニオメーターと呼ばれるメモリがついたアナログの測定器を使い、測定した部位や運動方向、値をタブレットに発話して自動で記録する。肩や肘以外の関節の可動域測定でも使える。データは電子カルテや診断書作成システムに取り込んで、患者の治療計画や実績の確認に生かせる。

同社によると、一般的に関節の可動域の測定は理学療法士や作業療法士がゴニオメーターを使って目視で測定し手作業で記録している。自動測定には加速度センサーなどの装置が必要で導入が進んでいないという。タブレット端末とAIを使い、作業の負担を軽減して記録の利便性を上げる。

今後、関節可動域の測定部位を増やすほかに自宅で撮影したリハビリ動画をかかりつけの病院やクリニックに送って関節の可動域を測定する機能などを追加する。

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