東レの先端素材 AIが導き出せない「X」は人の経験知で
[有料会員限定]
膨大な材料データから人工知能(AI)を使い効率的に先端素材を開発するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)。話題の技術だが、先端素材を作ろうにもデータ量がそもそも少ないうえ、加工を通して物性が変わるためMIを使いこなすのは難しい。そんな中、東レが同社として初めてMIを使った電子材料の商用化にメドをつけた。カギはAI任せにせず人の経験知も味付けすることだ。
MIはプラスチックなどの元となる高分子の構造...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り806文字
関連企業・業界
企業: