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「ゾゾグラス」で肌の色測定 化粧品通販向け、無料配布

(更新)

衣料品通販のZOZOは29日、スマートフォンで顔の肌の色を測定できる眼鏡型器具「ゾゾグラス」を開発したと発表した。個々の肌の色に合ったファンデーションなどが購入できる化粧品専用モールを3月18日に立ち上げる。全身採寸用の「ゾゾスーツ」、足の立体サイズを測る「ゾゾマット」に続き、化粧品でもテクノロジーを活用した新サービスを始める。

ゾゾグラスは希望者に無料で配布する。29日からウェブサイトなどで申し込みの受け付けを始めた。3月に開設する化粧品通販「ゾゾコスメ」では、500以上の化粧品ブランドを扱う。

ゾゾグラス利用者は自分の肌の色に近い商品を選べる仕組み。対応商品はファンデーションから始め、チーク、リップなどに順次広げる。売上高の目標などは明らかにしていない。

ゾゾグラスは約1年かけて開発した。フレームの前面が十数色のカラフルな色に分かれ、白黒のマーカーが配置されている。「ゾゾタウン」のアプリを使い、ゾゾグラスをかけた状態でスマホを見ながら指定された方向に顔を動かす。ゾゾグラスを外して再度同じように撮影すると、肌の色が自動計測される。

「ゾゾグラス」をかけたZOZOの伊藤正裕COO

画像の肌の映りや、ゾゾグラスの各色の映り方やマーカーの位置から色を計測。肌の色を構成するメラニンとヘモグロビンの量を推定する。鼻、ほお、あご、目尻など顔の部位ごとの色がわかる。ZOZOの伊藤正裕最高執行責任者(COO)は、「暗い所でも正確に読み取れる。専用機械と比べても遜色ない」と強調する。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、化粧品業界は苦戦している。外出機会や化粧品の利用頻度が減った上、対面接客が多い百貨店の化粧品売り場からは客足が遠のいている。

一方、ZOZOの衣料品通販はコロナ下の巣ごもり需要で好調だ。もともと20~30代の女性で「ファッションにもコスメにも関心が高い顧客が多い。店頭で試さなくても、自分に合った色が選べるので、新しい商品にチャレンジしやすい」(伊藤氏)としている。ゾゾタウンでは11年から化粧品も販売していたが、ゾゾコスメの開設で品ぞろえや販売を一気に広げる戦略だ。

ZOZOは最新技術を生かした「ファッションテック」を標榜する。17年に全身が採寸ができるゾゾスーツを発表し、200万人が計測。ビジネススーツなど自社商品の販売は失敗したが、20年10月には「ゾゾスーツ2」を発表し、健康分野などで活用をめざしている。19年発表のゾゾマットは足のサイズを3次元測定でき、ゾゾタウン上で個々のサイズに合った靴がわかる仕組みだ。

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