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カケハシ、在庫医薬品売買のファルマーケットを買収

調剤薬局向けシステムのカケハシ(東京・中央)は、在庫医薬品の売買サービスを手掛けるファルマーケット(東京・新宿)を買収すると発表した。カケハシは人工知能(AI)を使って薬局の在庫管理を効率化するシステムを開発しており、今夏のサービス開始を目指している。ファルマーケットのサービスと組み合わせ、顧客である調剤薬局の経営支援を手厚くする。

カケハシは調剤薬局の業務を効率化するシステムを手掛ける(イメージ)

ファルマーケットは2014年設立で、インターネット広告大手のセプテーニ・ホールディングスの完全子会社。カケハシは4月をメドにセプテーニから全株式を取得する。買収金額は不明だが数億円規模とみられる。

ファルマーケットは医薬品の2次流通サービスを手掛ける。調剤薬局で在庫となった医薬品をオンラインで見積もりした上で買い取る。その後、品質を検査して必要とする薬局に販売する仕組みだ。ファルマーケットには全国で約6万店ある調剤薬局のうち、約7800店が登録している。

カケハシの中川貴史代表は「当社の在庫管理システムと連携させることで薬剤の受発注の管理がしやすくなる」と狙いを話す。薬局では売れ残ったまま使用期限が過ぎてしまうため廃棄する薬剤が1店あたり年間数十万円分に達し、2次流通の需要があるという。ファルマーケットではオンラインで受け付けて品質を確認した上で販売する仕組みが支持され医薬品の2次流通では大手の1角に成長しているという。

ファルマーケットはもともとセプテーニ社内の新規事業として始まった。上場企業の子会社をカケハシのような非上場のスタートアップが買収することは珍しい。カケハシの中川氏は「20年に18億円を調達するなど大型の資金調達ができていることで買収に踏み切れた」と説明する。未上場スタートアップへの資金供給は近年拡大しており、M&A(合併・買収)を活用して事業を広げる動きは今後、増える可能性もある。

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