景況感は「薄日」も、建設業など注視
企業信用調査マンの目 新年座談会
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信用調査大手の帝国データバンクで第一線の情報を日々収集、判断している調査マンたち。企業の倒産動向や取引の実態に目をこらす彼らは、2021年の産業界におけるリスクや金融機関の融資姿勢などをどう読んでいるのか。座談会形式で尋ねたところ、年後半にかけて「薄日」の経済情勢が期待できる一方、建設業の業績悪化や中小零細の債務超過懸念、後継者の有無に目配りすべきだとの見方が浮上した。
――20年は新型コロナウイルス禍でも倒産件数は減少傾向でした。休廃業も含め、企業経営の実態をどうみますか?...
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