三菱重工の次世代ロケット「H3」、機体価格半分に
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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、次世代ロケット「H3」の一部を初めて公開した。製造方法の見直しなどで機体価格を従来の半分に抑え、各国政府や企業から衛星の打ち上げを受注する。ロケット産業では米国の新興企業なども実績を積み上げている。日本勢も勝ち残りに向けて早期に受注を増やし、信頼性を高める必要がある。
三菱重工の飛島工場(愛知県飛島村)で公開した試験機の胴体部分の直径は5.2メートルで、長さは57メートル。打ち上げ能力は1.3倍以上となり、6.5トン以上の放送や通信用の衛星を軌道に乗せることができる。現行の主力機「H2A」の後継機として、JAXAが三菱重工な...
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