東芝、量子暗号など芽吹く革新の種 問われる経営力
光るか東芝 第3部 革新のDNA(下)
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東芝研究開発センターで研究者のサポート業務に当たる峯川知己さん(40)は、新型コロナウイルス感染拡大後、在宅勤務が増えた。峯川さんは生まれつき聴覚に障害がある。オンライン会議も増え、東芝が開発した音声を自動で書き起こすシステムを使っている。「会話にタイムラグが生じにくく、助かっている」と峯川さんは話す。
東芝が開発を進める音声自動字幕システム「ToScLive」は会議の議事録作成に使われ、85%の正確...
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