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22年卒新卒採用「減る」11% リクルート調査

リクルートが21日発表した2022年の新卒者の採用に関する調査で、大学生・大学院生の採用が21年卒よりも「減る」と答えた企業は11.6%と「増える」(7.7%)を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大による景況感の悪化を受け、採用を絞る動きが顕著となった。一方で「わからない」と答えた企業も大幅に増えていて、コロナの終息を見極めたいとの思惑ものぞかせた。

調査は10月7日~11月12日に実施し、4516社から回答を得た。

08年のリーマン・ショック後から続いていた学生優位の売り手市場は一服した。21年卒は「増える」が11.5%と「減る」(7.6%)を上回っていた。

22年卒について業種別にみると、新型コロナの影響を大きく受けている飲食店・宿泊業では「減る」との回答が「増える」を15.7ポイント上回った。人手不足が深刻な業種では建設業で2.0ポイント 、医療・福祉で0.8ポイント、それぞれ「増える」が「減る」を上回った。

一方で「わからない」と答えた企業は26.1%と21年卒に比べ6.4ポイント増え、12年卒以来の高水準となった。新型コロナウイルス感染症の流行の行方を依然として見極めていて、採用数の決定が遅れているとみられる。

採用数については「毎年同程度の人数を採用する」が47.3%と半数近くに達した。「毎年採用するが業績に応じて人数を調整する」は36.1%、「業績によっては採用しないことがある」は15.2%だった。

少子高齢化が進み、慢性的な人手不足が続いている。リクルートワークス研究所の古屋星斗研究員は「新型コロナが終息すれば企業の採用意欲は再び高まりそうだ」とみている。

21年卒の10月時点での採用充足率(6月時点の採用予定数に占める10月時点の内定者数の割合)は80.5%と、20年卒に比べて2.6ポイント減った。例年は4月時点の採用予定数を聞いているため20年卒との単純比較はできないが、計画通りに採用が進んでいない様子が浮き彫りになった。

従業員規模別でみると、5000人以上の企業が103.8%で、5~299人企業では61.9%と20年卒(68.3%)よりも大幅に低い結果となった。大手企業に比べ資本力に劣る中小企業は面接のオンライン対応など選考の準備が遅れたものとみられる。

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