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CO2から化学品原料 東芝、実用化へ処理速度60倍

東芝は二酸化炭素(CO2)から燃料や化学品の原料をつくる技術の性能を大幅に向上させたと発表した。速度を約60倍に速め、郵便封筒程度の底面積の機器で年間に最大1トンのCO2を処理できる。工場などで出るCO2を環境に配慮して処理・活用することが重要になっており、東芝は2020年代後半の実用化を目指す。

東芝の技術は「CO2資源化技術」と呼ぶ。CO2を太陽光や風力発電で得られる電力で一酸化炭素(CO)に変換。さらに化学合成してジェット燃料やプラスチックなどの化学品の製造に活用する。工場から出るCO2も有効活用したとみなされ、排出量にカウントされない。

機器の大きさは底面積が約300平方センチメートル、高さは23センチ。CO2をCOに変える速度を従来比約60倍に高めた。例えばゴミ焼却施設から排出される1日200トンのCO2を、バスケットコート5つ分相当の機器で処理できる。

大規模な工場や火力発電所などから排出されるCO2を処理しようとする場合、機器の小型化が重要になる。東芝は今回の開発で「実用化に向け大きく前進した」としており、25年には試作品を出す計画だ。

東芝は、全日本空輸(ANA)などとCO2を再利用し、ジェット燃料にする事業を模索している。今後も技術開発を進め、事業モデルの構築を急ぐ。

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