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ルネサス、車載半導体の主力工場で火災 対策本部を設置

(更新)
那珂工場は車載半導体の主力工場だ

半導体大手のルネサスエレクトロニクスは19日、主力の那珂工場(茨城県ひたちなか市)で火災が発生したと発表した。先端品を扱う直径300ミリメートルの半導体ウエハーに対応した生産ラインが被害を受けた。同工場は車載半導体の主力工場で、操業停止が長引けば世界的に不足が続く車載半導体の供給に影響が出る可能性がある。

20日午前9時から現場検証を開始した。ルネサスは部署横断型の緊急対策本部を設置した。状況確認を進め、今後の対応を検討する。

火災は最先端の300ミリメートルのウエハーに対応した生産ラインのある2階建ての建屋の1階で発生した。半導体は大気中のちりやすすなどが混じると不具合が生じる。このため空気中の不純物を取り除いたクリーンルームと呼ばれる施設で半導体を製造する。クリーンルーム内部が煙やすすなどでどれくらい影響を受けているかが操業再開の時期を左右する。

200ミリメートルのウエハーに対応したラインなど別の工場棟には被害が無かった。

ルネサスは世界的な車載半導体不足を受け、台湾積体電路製造(TSMC)など外部に委託していた半導体の一部を自社生産に切り替えた。火災が起きた工場棟はTSMCから移管した先端品の量産を手掛けている。車載半導体を巡っては米寒波による工場停止で一段と需給が逼迫している。操業停止が続くと、自動車生産への影響が広がる可能性がある。

同工場は2011年の東日本大震災で被災した際にクリーンルームや装置が損壊。3カ月程度操業を停止し、自動車生産に大きな影響が出た経緯がある。21年2月には福島県沖の地震の影響で停電し、操業を一時停止した。

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