JERA、北海道厚真町に7億円寄付 防災向け蓄電事業へ
東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERAは19日、北海道厚真町が実施する防災事業に7億4千万円の寄付をしたと発表した。寄付をするのは厚真町が取り組む「『地産地防エネルギー』6次産業化プロジェクト」。厚真町は災害に備えるため、公共施設に再生可能エネルギー発電設備や蓄電池を設置して電力を供給する事業を進めている。
この事業は内閣府が認定した地域再生計画の一環。JERAは2019年12月から20年3月まで、同事業の基本設計業務を受託。厚真町は18年9月に発生した北海道胆振東部地震で甚大な被害を受けたことを踏まえ、防災機能の強化を進めている。JERAは事業への寄付を通じ、事業計画実施に弾みをつける。