低アレルゲン卵に白いコオロギ ゲノム編集地方に宿る
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広島県東広島市の一角にある広島大学の鶏舎。飼育される鶏のうち約100羽はただの鶏ではない。ゲノム編集によってアレルギーの原因物質「アレルゲン」遺伝子を切り取った鶏だ。おんどりの尻から精子を採取してめんどりに人工授精。すると低アレルゲンの卵を月に60個ほど産む。
ノーベル賞技術の代替に
同大の堀内浩幸教授は、食物アレルギー問題の解決を目指し、アレルゲンの少ない卵の開発に挑んでいる。ゆで卵にしても見...
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