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ビルのメーター検針、AIで自動化 大崎電気工業

大崎電気工業が開発したメーターの数値を読み取るOCRのイメージ図

大崎電気工業は人工知能(AI)を活用し、ビルや商業施設の管理業務にかかる人手を削減できるシステムを開発する。第1弾として、水道や電気のメーターの検針を自動化し、パソコン上でビルの管理に必要な情報を把握できるようにする。AI開発のアシオット(東京都町田市)と共同で開発し、実証実験を経て不動産管理会社に向けて商用化する。26年3月末までに1000施設へのシステムの導入を目指す。

従来は機械式メーターを管理人が一つずつ目視しており検針に時間がかかっていた。実証実験では光学式文字読み取り装置(OCR)を各メーターに搭載し、撮影した画像を基にAIを活用して自動で使用量を算出し、クラウドシステムに送信する。画像を送信せずに数値のデータだけを送ることで、通信量を抑えて送信にかかる時間を短縮した。

多くのビルで使用されている機械式メーターをそのまま利用できる。メーター本体をインターネットにつなげて検針結果を送信する「スマートメーター」は設置コストがかかるため、既存の機械式メーターにOCRを設置することで、コストを抑えながら省力化に取り組めるようにした。

水道や電気の使用量は施設管理者がパソコン上で確認できるようにする。管理者が各テナントの営業時間に合わせて巡回する手間をなくした。数字の確認ミスによる電気代の誤請求のリスクも減らすことができると見込む。

今後はAIを活用して効率的なエネルギー使用を提案するサービスを提供する予定だ。人の出入りや外部の気温をAIで分析し、心地よいと感じる温度になるように自動でエアコンを操作する。テナントの電気代の上限に合わせて使用量を調節するシステムも開発している。同社が商業施設に提供しているサービスを応用した。

既存の設備にセンサーを設置して漏水や火災報知機の老朽化を検知したり、スマートロックや監視カメラと連動させて入退出を管理したりできるシステムも準備する。既存の設備を生かしてコストを抑えつつ、ビル管理に必要な情報を一元的に確認できるようにして省力化を目指す。

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