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エチレン設備稼働率、2月は93.8% 汎用樹脂の需要回復

石化協はオンライン会見で2月の生産動向などを伝えた

石油化学工業協会(東京・中央)は、化学製品の基礎原料であるエチレンの2月の生産設備稼働率が93.8%だったと発表した。好不況の目安となる90%を9カ月連続で上回った。製造業の生産活動や個人消費はコロナ禍の落ち込みから持ち直す動きが続き、比較的高い稼働率を維持している。

2月のエチレン生産量は前年同月比6.8%減の48万7100トンだった。前年がうるう年で、今年は稼働日数が1日少なかったことが影響した。

石化協と塩ビ工業・環境協会がまとめた主要5樹脂の生産量(数量ベース)は、高密度ポリエチレン(PE)とポリスチレン(PS)が前年同月比で増加した。

国内出荷は前年の出荷が2月としては弱含んでいたこともあり、塩化ビニール樹脂以外の4樹脂で前年を上回った。ポリプロピレン(PP)は自動車用部材などを含む射出成型分野がけん引し、出荷が増加した。PSは数量の多い包装分野を中心に全出荷分野で前年同月比でプラスだった。

輸出は低密度PE、高密度PE、PSが前年から増えた。在庫水準は低密度PE、高密度PEがほぼ適正、PP、PSはタイトな傾向となっている。

石化協の和賀昌之会長(三菱ケミカル社長)は、4月以降の石油化学業界のリスクについて「新型コロナウイルスの変異種にワクチンが効かないなど新たな問題が発生し、自動車など大規模な産業で生産調整することだ」と話した。

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