ソフトバンク、新プラン「ラインモ」 通話抜き2480円に
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ソフトバンクは18日、オンライン手続き専用の新プランの名称を「LINEMO(ラインモ)」とし、3月17日に始めると発表した。データ容量は20ギガ(ギガは10億)バイトで月2980円(税抜き)と公表していたが、無料通話分を切り分けて2480円に変更する。競合のKDDIと条件を並べ、顧客の流出を防ぐ。
18日にオンラインで説明会を開いた。ソフトバンクは2020年12月の発表時点では名称を「SoftBank on LINE(仮称)」とし、1回5分以内の通話かけ放題を基本料金に含み、NTTドコモの「アハモ」と同額の2980円に設定していた。しかし21年1月にKDDIが無料通話分を含まない2480円の「ポヴォ」を公表。ソフトバンクがKDDIに追随した形だ。
ソフトバンクとKDDIは1回5分以内の通話かけ放題について月500円のオプションとして用意し、通話条件を含めると大手3社は横並びとなる。ソフトバンクはSNSアプリ「LINE」のトークや通話、月240円かかるLINEのクリエイターズスタンプの使い放題を無料とすることで他社と差異化を図る。寺尾洋幸常務執行役員は「12月の公表後、『LINEが使い放題なら無料通話分の料金は不要だ』という声があった」と見直しの経緯を説明。「月間利用者が8600万人いるLINEとのシナジーを最大化する」と強調した。
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