JR東日本、大みそか終夜運転中止発表 山手線など12路線
東京メトロや京王も運休
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JR東日本など首都圏の鉄道5社は18日、12月31日の大みそかに予定していた終夜運転や元日の臨時列車の運行を取りやめると発表した。JR東は山手線や中央線など首都圏の12路線で終夜運転をやめる。新型コロナウイルスの感染拡大で、国土交通省や東京都などが首都圏の鉄道事業者に終夜運転の中止を要請したことに対応する。
東京地下鉄(東京メトロ)や京王電鉄、京浜急行電鉄も大みそかの終夜運転を中止する。東京メトロは丸ノ内線や銀座線など全9路線、京王は新宿~高尾山口など3区間、京急は京急本線(泉岳寺~横浜間)や大師線の終夜運転を取りやめる。
JR東などは2021年1月1日早朝の臨時列車も運休する。同社は快速「伊豆初日の出号」や特急「外房初日の出」などの指定席の発売を18日に取りやめた。手数料なしでの払い戻しにも対応する。
小田急電鉄も元日早朝に予定していた臨時列車の運転を中止する。東京メトロ千代田線との直通列車を含む特急「ロマンスカー」2本と、臨時各駅停車2本の運転を取りやめる。購入済みの特急券は手数料なしで払い戻しに応じる。京王も有料座席指定列車「京王ライナー」の臨時列車を運休する。指定席の発売前なので、払い戻しは発生しない。