エレクトロラックス、空気清浄機の新製品を発売
スウェーデンの家電大手、エレクトロラックスは16日、空気清浄機の新製品2種類を発売すると発表した。空気清浄力や静音性などの性能とデザインを両立させた。新型コロナウイルス禍で室内環境への関心が高まっている空気清浄機の製品群を拡大し、日本市場で攻勢をかける。

「日本は世界で2番目に空気清浄機が使われる市場で、コロナ禍の中でますます必要不可欠な存在になる」。同日開かれた新製品発表会に登壇したエレクトロラックス・ジャパン(東京・港)の平井敬人代表取締役はこう意気込んだ。稼働時の音が小さく空気中のウイルスや細菌を99%除去できるといった機能面に加えて洗練されたデザインも訴求する。
今回発売するのは「Well A7」(想定価格は5万2800円)と「Flow A4」(同3万9800円)の2機種で、いずれも2月から全国の家電量販店やインテリアショップなどで販売を始める。寝室や書斎など、個室向けの需要を見込むWell A7は世界に先駆けて日本で先行発売する。Flow A4は32畳の部屋まで対応しあらゆる部屋で使えるという。2019年に発売しリビングなど家庭内の広いスペースでの利用を想定する「Pure A9」の拡販も進め、家庭内での幅広い需要を取り込む考えだ。(菅野気宇)
関連企業・業界
業界: