離陸直前の空飛ぶクルマ 昇る中国、追う日本
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「空飛ぶクルマ」の離陸へ向けたカウントダウンが始まった。2020年代半ばの実用化に向け、世界でスタートアップと大手が入り乱れ開発にしのぎを削る。コロナ禍で企業の撤退や開発の停滞も起きており、制空権を巡るレースは予断を許さない。日本では21年、有力スタートアップがこれまでの1人乗りに加え、2人乗りの設計に着手する。動向を追った。
名鉄豊田市駅から車で約1時間。愛知県豊田市の人里離れた山中に、空飛ぶク...
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