ソニーも頼る車体生産のマグナ、EV分業のモデルに
クライン社長「工場拡張も計画」
(更新) [有料会員限定]
米アップルが電気自動車(EV)参入を検討し、車業界で開発や生産を分担する「水平分業」の機運が高まる。注目されるのが車の開発・生産受託の世界大手でソニーのEVも試作するマグナ・シュタイヤー(オーストリア)。フランク・クライン社長は日本経済新聞の取材に「マグナは車業界のフォックスコン(台湾・鴻海=ホンハイ=精密工業傘下)になりつつある」と述べた。
「ガソリンエンジンの車よりEVは開発が簡単なため新しい企業が参入しやすい。アイデアを持ってきてくれれば、マグナが開発の段階から生産までワンストップで手助けする。現在の業界のトレンドをみると、すべてがEVにシフトしている。多くの新規参入企業からアプローチを受けており、我々の開発の40~50%もEVの分野だ」
マグナは...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2149文字