明電舎、中国から米国に生産移管 現地向け変電設備
輸入関税や新型コロナの供給混乱に備え
[有料会員限定]
明電舎は米国で電力関連設備の生産に乗り出す。従来は中国でつくった半製品を米国に持ち込んでいたが、輸入関税の対象となっている。現地生産で関税の上乗せを避け、競争力を確保する。バイデン前副大統領が2021年に大統領に就いても中国には厳しい姿勢を続けるとみられ、米中対立下での事業体制を整備する。
米国で生産するのは変電所の中核設備「真空遮断器」。落雷などで変電設備に大きな電流が流れた際、流れる電流を制御してト...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り651文字