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正月三が日のテレビ視聴率、過去10年で最高 民間調査

2021年1月1~3日のテレビ視聴率が正月三が日として過去10年で最高値を記録したことがビデオリサーチの調べでわかった。総世帯視聴率は3日間とも5割近くにのぼった。新型コロナウイルス感染拡大で不安定な状況が続くなか「定番」「例年通り」の番組へのニーズが高まったと分析した。新年を迎えた瞬間の推定視聴人数は5531万2000人と推計した。

関東地区の総世帯視聴率で比較したところ、1月1日は49.5%(前年比4.6ポイント増)、2日は48.8%(同4.1ポイント増)、3日は49.7%(同4.1ポイント増)となった。過去10年は45%強で推移しており、21年は過去最高となった。4日以降も例年よりやや高い水準が続いた。

同時に実施したアンケート調査によると、年末年始のテレビの役割について(複数回答)、「例年通りの番組を見られてほっとする」と答えた人が4割にのぼった。外出やイベントを控える中で、「気晴らし」(4割弱)や「家族での楽しみ」(約3割)とした回答も多かった。ビデオリサーチはテレビ本来のエンターテインメント性を求める意識が視聴率の増加につながったと分析している。

アンケートでは年末年始の時間の過ごし方についても聞いた。この年末年始に控えた行動に関しては「帰省」(22%)、「友人や親戚と会う」(22%)、「初詣」(21%)が上位となり、いずれも2割台となった。

例年に比べて、在宅時間は6割以上、家族と過ごす時間は約4割の人が増えたと回答した。具体的に増えた行動(複数回答)としては「インターネット(ネットサーフィンやSNS)」(36%)、「テレビ(リアルタイム視聴)」(36%)、「テレビ(録画再生)」(27%)が上位だった。

投稿動画や動画配信サービスなどのインターネット上での「動画視聴」を組み合わせて年末年始を過ごした人も多かった。10代は他の年代に比べ、インターネットのほか、テレビでの録画再生(34%)、動画共有サービス「ユーチューブ」など投稿動画の視聴(47%)の利用割合がそれぞれ高かった。

テレビ視聴率については関東地区午前6時~翌日午前0時の総世帯視聴率を比較した。アンケート調査は1月3日と4日、関東1都6県を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は3000だった。

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