日本オラクル、新たな事業ビジョンを策定
日本オラクルは14日、事業戦略説明会を開催し、新事業ビジョン「トラステッド・テクノロジー・アドバイザー」を発表した。1日付で社長に就任した三沢智光氏は「テクノロジー企業である当社は顧客を先導しなければならない。これまで以上に信頼を得て、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援していく」と語った。
顧客の信頼を得るため、オラクル製品を活用して実現した社内のDX事例を積極的に発信していく方針を示した。日本オラクルは契約書の9割以上をデジタル化し、なつ印業務をほぼ廃止したほか、業務の自動化を進めることで四半期決算を16日間で発表できるようにしたという。湊宏司副社長をデジタル改革担当役員に任命し、自社のDXを推進するとともに、社内事例で得たノウハウを顧客に還元していく意向だ。(矢口竜太郎)