ソニーモバイル社長、「万人受けと決別」でスマホ復活
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ソニーがスマートフォン事業で黒字化を果たそうとしている。長らく低収益が課題だったが、スマホ事業を担うソニーモバイルコミュニケーションズがデジタルカメラの技術などグループの知見を結集して商品力を高めた。立役者は2018年に社長に就任した岸田光哉(61)だ。万人受けの品ぞろえと決別し、消費者の琴線に触れる商品を生み出せる体制に改革した。
低収益事業に志願
「桁違いの反響だ」。岸田は20年、スマホの旗艦モデル「Xperia1...
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