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ACSL、セキュリティー対策ドローン公開 10月販売へ

ドローン開発の自律制御システム研究所(ACSL)は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託と助成を受けた事業でヤマハ発動機などを含む5社が開発中のドローンを公開した。飛行データなどに対するセキュリティー対策を施した。10月以降にACSLの機体として販売する予定で、2022年3月期中の連結売上高への計上を狙う。

ACSLなど5社が開発したドローン

NEDOが開いた記者会見で公開した。公開した機体は幅65センチメートル程度の小型空撮機で、重さは1.7キログラム。飛行時間は30分程度を想定する。ドローンの飛行データや撮影した画像データなどを保護するセキュリティー対策を施した。災害時での活用や警備用途で政府機関への導入を見据えるほか、電力会社などのインフラ点検にも活用できると見込む。

ドローンの飛行を制御するフライトコントローラーも新たに開発した。製品化の段階ではデータ連携の仕組みであるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開する。機体を購入する他社が独自のソフトウエアを連携させることで機体の機能を向上できる。部品の接続仕様も公開予定で、独自のカメラやサーチライトなどの取り付けが可能になる。

記者会見で開発したドローンを公開するACSLの鷲谷社長(中央)ら(13日、千代田区)

機体は事前にルートを策定することで、目的地まで自動飛行する。専用のコントローラーからカメラの操作を行い、撮影に利用できる。機体の価格は未定だが、数十万円程度とみられる。政府機関や国内企業に加え、インドやシンガポールを中心に東南アジアでも販売する狙いだ。ACSLの鷲谷聡之社長は「量産化まではまだ高い壁がある」と話し、10月の販売を目指し開発を進める。

NEDOの事業は20~21年度に16億1000万円の予算を計上している。当初は20年度中の終了を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大でプロジェクト参加企業の連携に支障が出たことで延長した。機体の開発はACSLが主体となり、ヤマハ発動機、NTTドコモ、ザクティ、先端力学シミュレーション研究所の5社が参画した。

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